会社をたたんでいいのか、会社を売っていいのか……
いくら考えても、会社の着地の方向性決まらないならば、コーチングを受けてみませんか。
頭の中が整理され、前に進む力が湧いてきます。
会社の先行きを相談するうえの不都合……
「相談できる相手がない」
中小企業の社長さんからよく聞かれるセリフです。
たしかに自分一人で考え込んでいても、なかなか答えにはたどり着けません。
では、誰かに相談すればいいのか。
ここにもう一つ、よくある悪いパターンが存在ます。
相談を受けた人間が、ろくに人の話も聞かないで、自分の常識で簡単に「これがいい」「こうしろ」と簡単に答えを押し付けてしまうのです。
たとえば、会社を廃業させるか悩んでる社長が税理士や弁護士に相談したとします。
すると、すぐさま「もったいない」とか「こうしたほうがいい」と、その人の答えや考えを押し付けられてしまうのです。
これはマズい。
社長本人の理解や心情が置いてきぼりにされています。
会社の出処進退という超重大な問題を扱うにおいて、これでうまくいくはずなんてありません。
悶々とした悩みを整理し、次に進むためには、しかるべき人と対話しなければいけないことが理解いただけるでしょうか。
『事業継承・廃業コーチング』で社長の納得を引き出す
『コーチング』をご存じでしょうか。
コーチングは対話セッションのひとつであり、傾聴や質問を通じて相手の気づきやアイデア、決断等を引き出そうとするものです。
似た言葉に「ティーチング」と呼ばれるものもあります。
こちらは教えることです。
社長の話を聞かないで自分の答えを押し付けたコンサルタントや先生業の人たちがやっていることは、こちらです。
しかし、本人の意思や思考が伴わない段階でのアドバイスは害でしかありません。
相談者がフラフラと悩み、迷っている状態で必要なことは、まずご本人の内側を整理することなのです。
そのためにコーチングが有効です。
『事業継承・廃業コーチング』では、相談者が話したいテーマにつき話をしていただきます。
奥村からの質問に対して答えていただくというやりとりを通じ、次のような成果を引き出されます。
● 頭の中や感情が整理されて気力が湧く
● 本当にやりたいこと、実現したいビジョンが見つかる
● これから取り組むことが明確化され、実現のための計画ができる
● 一緒に伴走し、相談できる人間の存在が、精神安定やストレス軽減にをもたらす
自分で言うのもなんですが、私は廃業や事業承継などの「会社の着地分野」において圧倒的な実績を持つ支援者です。
その手法は自らが開発してきたものばかりです。
それゆえ、教えようと思えばいくらでも教えることができます。
先を見通おすこともできるから、いくらでも本人よりも先回りしてアドバイスすることだってできるでしょう。
でも、あえてそれをしないで、じっくりと社長と向き合うのです。
こうして社長の中から引き出された、答えや希望にこそ本物であり、意味があるものなのです。
コーチの紹介とサービス立上げの想い
『事業継承・廃業コーチング』では事業承継デザイナーの奥村聡がコーチ役を務めます。
奥村は「会社をたたみたい」「売りたい」「借金で苦しんでいる」といった会社の命運をかけた場面で、コンサルティングを提供してきました。
(奥村のプロフィールは、こちら)
「もっと前から取り組めたら、結果はかなり変わったのに・・・」
コンサルティング現場では、こうボヤきたくなるケースがたくさんありました。
状況が差し迫ってからでは、できることは限られていて、選択肢もほとんど残っていません。
また、なかなか決断できない社長の姿もたくさん見てきました。
経営状況は待ったなしなのに、現実を受け入れられなかったり、考えが堂々巡りをしてしまったり。
このような経験から「もっと前々から社長さんと関わりたい」「ご本人の内面のサポートもしたい」と思うようになり、コーチングを学びました。
はっきり言ってコーチングサービスは儲けにはなりません。
事業承継コンサルティングやM&A仲介の仕事に専念していたほうが、経済的な利益はずっと大きくなります。
しかしこのサービスの大切さは痛感しています。
そして、奥村がそこをやれなければならにという使命感もあります。
同士たる中小企業の社長と共にゴールへ歩んで行きます。
『事業継承・廃業コーチング』の詳細
コーチングセッションでは、ワンツーマンの対話を実践します。
1回60分から90分が目安です。
単発の利用も、定期的な継続利用も可能です。
全国どこからでも電話やオンラインで可能
月々のコーチングセッションは、対面、電話、およびZOOM等のオンラインで実施しています。
日本全国からサービスを申し込めます。
テーマを決めて、対話に集中
話をしたいテーマをご自由に決めていただきます。
会社のこと、個人的なことに関わらず、お好きなテーマを選んでください。
うちのお客様は、事業継承や廃業、M&Aなどの会社の着地に関するテーマでお話するケースが多くあります。
しかし、それ以外のテーマを希望される方もいらっしゃいます。
経営者の方からよくいただく相談
●会社のビジョンを作りたい
●いつ、どうやって社長を辞めるか
●後継ぎについての相談
●夫婦関係やプライベートの問題
●自身の終活や相続について
●これから経営をしていくことへの漠然とした不安
●先代との関係性について
●業績不振や先行きの不安
費用について
1回27,500円(税込)
※1回のセッションの平均時間は60分から90分ですが、長くなっても追加料金はありません
問題解決や状況改善の事例
【ケース①】
大口の顧客との取引を切られて業績低迷が続いていた会社があった。
業績回復のために打った手はすべて失敗に終わり「もう潮時だ……」とうすうす感じていた。
しかし、関係性が近い従業員のことを考えると、どうしても廃業の決断ができない。
2年近く悩み続け、夜もよく寝られなくなっているという貿易会社の社長からの相談が寄せられた。
こちらの社長は奥村との対話を繰り返すことで、無意識のうちに「俺はダメだ」と、自分で自分を責めていたことに気づきました。
一緒に過去の取り組みを点検し、これまでの努力を肯定することができたことで、気持ちが前に進みはじめました。
「自分の人生をもっと本当に大切にしたい」という自分の気持ちに気づくことで、最後は会社に幕を閉じる決断ができました。
【ケース②】
兄弟で経営をしていたが、経営方針で対立が生じるようになった。
弟は自分の事業を連れて兄とは別に経営をしたいと思っているが、お互いが疑心暗鬼になっていてまともに話がかみ合わない。
兄と弟と、それぞれと対話を実施することで本音を引き出しました。
そのうえで、兄弟の間に入って落としどころを探っていき、段々と経営を分けるための条件を整えていきました。
結果、会社分割により会社を2つに分けて、新たなスタートを切ることができました。
今は、兄弟それぞれが、自由に自分の会社を経営しています。
【ケース③】
家業は120年の歴史を持っていた。
しかし事業自体は赤字で、会社が保持する不動産賃料で補っている状況が長く続いていた。
利益が出せない事業ならば閉じるべきだとは分かっていたし、斜陽産業にあるため粘ったところで復活できないと、社長は思っていた。
しかし、世間の目が気になり、自分が家業の歴史を終わらせることの勇気を持てなかった……
対話をしながら、家業を続けた場合と、やめた場合、それぞれの未来をイメージできるようにしました。
また、自分の価値観に気づいてもらいました。
最後は、覚悟を決めて家業を終わらせることができました。
家業を終息させるための財務や雇用、法律手続の問題点についての解決方法を教授したことも、判断を揺るがさないことに役立ったはずです。
【ケース④】
社長である叔父は、甥っ子を会社の後継者だと思っている。
しかし、当人からはやる気が感じられないし、まったっくもって受け身の姿勢だ。
そこで奥村に「甥っ子の本音を聞いて欲しい」とリクエストすることに……
「決算の数字をはじめ、社長はなにも見せてくれない」
「何か新しいことをやろうとしても頭ごなしに反対されて、社長に何か提案をすることがバカらしくなった」
このような後継者の不満を引き出せました。
また、会社経営への不安、とくに借金や連帯保証などへの不安を持っていたことを後継者は気づきました。
事業承継に関する状況と、社長と後継者それぞれの本音を当事者が共有したことで、社長交代に向けた具体的な行動計画を立ち上げることにつながりました。
【ケース⑤】
「とにかく売上を増やして借金を返済しなければ」と焦る年配の社長がいた。
ITコンサルタントを名乗る人間から提案された高額なシステムの契約を結ぼうとしているところで、娘が見かねて奥村を見つけてきた。
システムを入れても売上は増えることはありえない。
また、そもそも利益率の低さが問題のため、仮にこのまま売り上げが増えても財務状況が改善することはない。
奥村と話をすることで一旦立ち止まって欲しい、と娘は願った。
奥村と対話することで、社長は自分が焦って冷静さを欠いていることに気づきました。
借金については「とにかく約定通りの返済をしなければいけない」と思い込んでいたが、奥村が他にも手があることを教えました。
そのかいもあり、売上が増えなくてもいいから利益率にこだわること。
そして、無理をして傷口を広げるのではなく、手元のお金を大切にしながら潰れないように粘る、という方針転換に社長は納得してくれました。
コーチング体験談
愛知県 運送業 O様
初めての経験でしたが、勇気を持って受けてみて良かったというのが正直な感想です。
今回、事前に相談内容を自分なりに具体的に整理して臨んだつもりでしたが、先生との会話の中で全然整理できてなかったことが、身に染みてよく分かりました。
また限られた時間のヒアリングの中で、私の商売に対しての姿勢が「守り」であり「野心に欠ける」というところまで感じ取られたのにはドキっとしました。
今回は電話での対談でしたが、これがもし対面だとしたらどこまで自分の特性や弱点を見抜かれていたのだろうと、恐ろしいものがあります。
商人として野心にかけるのは致命的な欠陥であると思っていましたが、「それもあなたの個性であって美徳でもある」とフォローしていただける細やかな気遣いもありがたかったです。
今の自分にとって究極的な目的は何か?
目先の問題や、感情に流されるのではなく、本質的にめざすべき方向を探る決意ができました。
福岡県 教育業 M様
とある目標があり、それを実現する方法を相談したく奥村さんのコーチングを依頼した。
正直、やる気があったし、できる自信もあった。
ところが奥村さんのコーチングを受けたら、根底で矛盾があることに気づかされた。
目標そのものに誤りがあったのだ。
前のめりになりすぎていて、自分ではまったく気が付くことができなかった。
奥村さんは「私がアドバイスをしたのではなく、対話の中で、自分で気づかれたんですよ」と言った。
手柄を譲ろうとしてくれたのかもしれないが、不思議だ。
おかげさまで、等身大の自分で一から計画を見直すことができた。
お申込み・お問い合わせについて
当サービスにご興味をお持ちの方は、問い合わせフォームより一報ください。
質問への回答やご案内をさせていただきます。
おわりに:コーチングをご検討のあなたへ
たとえば、巷の近い価格帯のサービスに、弁護士の顧問契約(一般平均、3万から5万円)があります。
一般的なそれは、何か法的な問題があったときに相談に乗ることを約束するものです。
あくまで待ちの姿勢です。
一方の『コーチング』は、より良い状況を積極的に作ろうとする取り組みです。
投資となるものです。
費用対効果は高いのではないでしょうか。
「普段は仕事で忙殺されているが、コーチングが会社や自分自身を振り返るいい機会になっている」
「自分の悩みや問題を聞いてもらえて心が軽くなった。ずっと一人で抱え込んでいた」
コーチングセッション後、こんな言葉を残される方がたくさんいます。
自分の内側を整え、前へ進む力を手にしませんか。