M&A業者が大量のDMを送り付けてくるし、最近では銀行まで「事業承継どうするのですか?」と土足で踏み込んできたり……
はっきりいって、大きなお世話ですね。
とはいえ、内心では「会社のこと、最後はどうしたらいいのかな」と気になりはじめていらっしゃるかもしれません。
そこで「会社の着地コンサルティング」をご紹介いたします。
「会社を最終的にどうするか?」のテーマに対し、ゴールを描き、そこにいたる道筋を開拓するコンサルティングサービスです。
コンサルティングで享受できるもの
- 会社のゴール(社内承継、M&A、廃業)を定め、実現するための企画
- 上記のスケジュール、全体費用の見える化
- 希望通り進めなかったときの備え(バックアッププランの設計)
- 社長の手元資産の増大と保全のための方策
- 社長の思考整理と心理負担の軽減
- 関係者間の意見調整・・・等
1000件を超える支援実績の集大成
「会社の着地コンサルティング」は、1000件を超える会社の着地支援を実施してきた事業承継・廃業コンサルタント奥村聡の集大成とも言えるサービスです。
社内での承継から廃業、M&Aはもとより、社長の死去、倒産……等。
ありとあらゆる会社と社長の“おわり”の場面に、奥村は深く関わってきました。
だから適切なゴールを設定し、そこに至る方法を導き出すことができます。
奥村は「社長の人生をより良いものにする」という使命で仕事をしてきました。
普通の専門家は「会社をどうするか?」という視点でしょう。
一方の奥村は、社長の人生を軸にしつつ、会社をはじめとした他のことをどうするか組み立てます。
結果クライアントが得られる成果に差が出るのです。
「会社を最後どうするか?」
この社長が負う最も難しい悩みに、安心と納得をお届けします。
コンサルティングの条件と概要
コンサルティング料金 : 30万円(+消費税)
※ 登記等手続き費用、交通費、他の専門家費用は含まれません。
※ 計画実行までご依頼いただく場合、コンサルティング料は実行費用に充当し、実行費用からコンサルティング料を差し引きます。
一般的なコンサルティング期間 : 3カ月
コンサルティングの流れ
①問合せ・コンサルティング内容の説明、簡単なご相談
※無料です。ただし出張の場合は交通費と日当をご請求させていただきます。
↓
②契約の締結
↓
③資料提供
↓
ヒアリングやコーチングによる情報の収集と思考の整理
↓
④企画書提出・計画の調整
↓
⑤関係者への告知や根回し、意見交換
↓
⑥計画の確定
↓
⑦(計画実現のための実行)
※⑥の計画の確定までが会社の決着コンサルティングのサービス範囲です。
利用事例
「会社の着地コンサルティングを利用したT社長のケース」
コンサルティングというものはかたちがありません。
そのため「利用したらどうなるか?」のイメージが沸きづらいところ。
そこで、過去に当コンサルティングをご利用いただいたT社長の事例をご紹介いたします。
T社長の会社では、来期の売上が今期より大幅に落ちることが予想されていた。
自分ももう若くなく、挽回するための馬力が足りなくなったと痛感している。
また、子供は社内にいない。
「もう会社をたたんだほうがよさそうだ」と考えるようになった。状況がもっと悪くなる前に終わらせたほうが、従業員をはじめとする関係者のためになるだろう、と感じたためだ。
書籍で奥村のことを知り、相談を持ち掛け、会社の決着コンサルティングを申し込むことになった。
決算書などの資料を提出し、奥村との対話がはじまった。
これまでどんな経営をしてきたか。
なんで経営者になったか。
うれしかったこと、やり残したこと。
そして、会社のことだけでなく、自分の人生で大切にしてきたことや、これからの希望も。対話を2、3回重ねたところで、T社長の中に変化が生まれた。
そこに奥村から提案があった。「まずM&Aにチャレンジし、それでもダメだったときに潔く廃業しませんか?」と
提案はT社長の心境にピッタリとはまるものだった。
方針が決まったところで、今後の具体的な取り組みの計画を作りはじめた。「会社の所有している不動産は手元に残したい」と希望を伝えていたところ、M&Aで買い手を探し始める前に、別会社を作りそちらに不動産を移すことを提案された。
会社を二つに分け、事業だけを売却できるようにするという案だ。企画が練り込まれて完成した。
これからやるべきこと、手順、スケジュールが奥村より示された。先が見えたことで安心できたのだろう。
売上の低迷がはじまってからずっとT社長は不眠に悩まされていたが、再び深く眠れる日々が訪れた。
《補足》
会社の着地コンサルティングは、計画立案までがサービス範囲となっているため、ここまでで一区切りとなります。
家を建てることで例ええるならば、設計図を作るまで。
その後の工事はまた別です。
ここで計画立案後の顛末をお話しましょう。
T社長は、不動産の分社を実施した後、M&Aに着手しました。
こちらは奥村とM&Aパートナーの2名で共同して受託しました。
相手探しをはじめて2カ月ほどで、本当にピンポイントで最高のお相手に買ってもらうことができました。
M&Aが決定したところで、T社長と奥村は、従業員さんたちに「M&Aをすることにした理由や、どうしてその相手を選んだか」を丁寧に説明しました。
突然のニュースに驚きはあったものの、最終的には前向きに受け取ってもらうことができました。
会社売却後、T社長は会社から退職金も受け取りました。
資産内容に大きな変動があったので、T社長の相続発生まで視野にいれた、資産の持ち方や対策についても打ち合わせをおこないました。
すでに公正証書遺言の作成まで済んでいます。
《評価》
このような事例でした。
社長は当初、廃業を考えていたものの、結末はM&Aへと。
当初本人が考えていたことが、奥村とやり取りすることで別の道に変わるケースはよくあります。
全方位で支援する奥村ならでは、といったところでしょう。
(たとえば、M&A業者ならば「あなたに会社を売らせること」しか興味がありません)
費用対効果の面でもいい効果を創造できました。
おそらくT社長が想定していた一般的なやり方と比較したら、ざっと800万円以上は手元に残せるお金を増やせたと見積もっています。
わかっている人間に全体を仕切らせることの価値が、このコンサルティングにはあります。
オススメできない場合
このコンサルティングサービスもまた、誰でも、どんな状況においても機能するわけではありません。
オススメできないケースはこちらとなります。
時間がほとんど残されていない方
資金繰りや社長の健康状態が「待ったなし」の状況になっている場合には向いていません。
このようなケースでもお手伝いできる場合はありますが、この「会社の着地コンサルティング」の利用は難しくなってしまいます。
そうならないためにも、早めのお声がけをお願いしたいところです。
決めつけタイプの方
「黙ってこれをやれ!」という感じで、自分が考える手続やテクニックをやらせようとする方にも向いていません。
会社の着地コンサルティングは、相談できる相手を求める方、ゴールやそこに至る方法を一緒に考えてくれる相手、そして、ラストまで一緒に伴走してくれる相手を求める方のためにあります。
誰かからの紹介の方
私のお客様はほとんどが直接で、誰かに紹介されてくる方はわずかです。
紹介がダメなわけではありません。
しかし現実的に、紹介で来られた方の場合、ミスマッチになる確率が高くなります。
紹介の場合、奥村へのリサーチや、本人の目的意識が不十分になりがちであるためでしょう。
「奥村がどんなスタンスで仕事をしているのか」
「本当に自分が望んでいるのはこの人間なのか」
たとえ誰かからの紹介であっても、自分で見極めていただきたいところです。
本人ではない方
決済権を持つ社長ではない方、たとえば社長の子や従業員からの依頼は受けられません。
ときに「社長を説得してもらいたい」といった思惑で声をかけられることがありますが、お断りします。
私が動くためには、最低でも社長本人が「奥村と会ってみたい」「話を聞いてみたい」と思っていただいていることが必要です。
最後に
「悩んでないで、さっさと奥村と話をしてみませんか?」
正直なところこれが本音です。
ご自身で抱え込んで時間を垂れ流し、精神をすり減らすより、私と一緒に解決策を考えましょう。
これから付け焼刃の勉強をするくらいなら、本質的な現場の知恵を奥村から聞いてください。
この手のコンサルティングは、早い段階、まだ手付かずの段階から使ったほうが、効率的で得られるメリットも大きくなるものなのです。
思い切って、声をかけてみてください。
※まずは、問合せフォームからご連絡ください!!
→ 問合せフォーム
Q&A
Q:30万円のコンサルティング料は安くないですか?
コンサルティングのような形のないものについて、価値を感じない方も世の中にはいらっしゃるようなので、安いと言えるのかはわかりません。
ただし、提供側としては、お手頃な価格にできるよう努力しています。
たとえば法人を破産させようと思えば、200万から300万円くらいすぐかかります。
M&Aならば、仲介会社に最低でも1000万円払うことも普通です。
「会社の決着をつける」というのは大ごとで、結果、それなりの費用がかかるものです。
そうなると30万円という費用感はたしかにお得でしょう。
ただし、目先の金額に惑わされないでいただきたいところです。
あくまで費用が安いか高いかは、受け取れる全体的な価値との比較によって決まります。
会社の着地コンサルティングの場合、お客様には支払っていただいた以上の価値をほぼ確実にお返ししてきました。
Q:他の専門家が必要なとき、会社の顧問税理士などを指定することはできるか?
会社の着地の計画、実行と進むときに、専門家(税理士や社労士、司法書士、弁護士……など)の力を借りる場合があります。
人選については、基本的に社長の希望を優先しますので、たとえば顧問税理士の先生と進めることも可能です。
逆に思い当たる人材がいない場合は、当方で推薦することも可能です。
Q:サービス提供の範囲はどこまでですか? 遠方だと不都合がありませんか?
奥村は関西を中心とし、東海や関東、中国、四国あたりまでは頻繁に出向いています。
特別サービス提供範囲は定めていません。
同じようなスタンスで仕事をし、同じパフォーマンスを出せる人間は、他にほぼいないと思っています。
そのため遠方になろうが、お声がけいただけた限りできるだけお役に立とうとしています。
お客様から見たときはどうでしょうか。
たしかに交通費は増えます。
しかし、どれほど増えるかと考えると、さほどには思えません。
何より大切な仕事のクオリティについては、遠方だろうがほぼ落ちません。
Q:依頼の前に一度会って説明を聞いてみたいが、可能ですか?
ぜひどうぞ。歓迎いたします。
仕事を頼む前に、もっと詳しく説明を聞きたい。さらには、相手の人となりを確かめたい。
当然のことだと考えます。
事前打ち合わせやサービスの説明については無料です。
会社やご自宅への訪問も可能ですが、この場合は交通費や日当をいただく場合があります。
Q:コンサルティング料金の支払い方法は?
原則、契約締結後、全額を指定口座にお振込みいいただきます。
なお、会社の着地の実行(たとえば廃業企画の実行や、M&Aの相手探しなど)までご依頼いただくことになった場合、コンサルティング料金は実行費用に充当し、実行費用の総額を差し引きます。