最近は『死』に関する本ばかり読んでいます。
実はいま、社長さんのコミュニティを作りたいと思っています。
ご自身の引退や廃業について語り合ったり、知恵を手に入れられる場ができればいいなぁと。
その準備として、考え方の軸を定めたいと思っていたところです。
事業承継の分野にはあまり参考になる本がありません。
税金や法律といった形式的な話ばかりが氾濫していて・・・
もっと感情や哲学の部分を知りたいところです。
そこで「死」の分野に目をつけました。
引退や廃業はある意味、事業主として死を迎えることです。
極限の場面の知恵や情報は、僕が扱うこの分野にも適用できることがあるだろうとも推測しました。
相続が起きたことが原因で退任する社長さんもいらっしゃいますしね。
そんな理由で本を買い集めてみました。
家には死に関する本が散乱しています。
その様子を見た息子が「死ぬの?」と聞いてきたり(笑)
で、読んでみたところ、実に有意義でした。
死を迎える前の人が示す反応は、会社を去る前の社長に通じるものがあります。
それが分かっていれば、周囲の人だって対応がしやすくなります。
「社長がイライラしているけど、なんでか分からない」なんてストレスも減らせるでしょう。
ほとんどの人は、自分が終わりを迎えることに無自覚です。
頭では分かっていても、終わりが来る実感はありません。
できれば直視しないで済ませたいと思うのも仕方がないことでしょう。
でも、終わりを受け入れて、その姿を話し合えれば状況は変えられます。。
そのために退任や廃業にまつわる孤立感や罪悪感をやわらげることができれば。
終わりをタブー視する世界を変えます。
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