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【遺言】公証人は遺言作成のアドバイザーたりうるか?

目次

 遺言作成支援のご指名

 

かつて埼玉と東京で司法書士事務所をやっていたときのお客様から、
遺言のお仕事でご指名をいただきました。

「あなたじゃなきゃダメなの」と(笑)

神戸に移っても、
奥村だからお願いしたいと言っていただけるのは、
本当にありがたいことです。

 

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一緒に遺言の内容を考え、
後々の遺言内容の実現のお約束をしました。

先日、ご一緒に公証役場に行って遺言を作ったばかりです。

 

最近は会社や社長のお仕事が多いため、
一般の方の遺言は久しぶりです。

なお、遠方なのに仕事上の支障はないのか、
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

でも、大丈夫。

業務の協力をしてくれる仲間のネットワークがあるし、
そもそも、僕は頻繁に関東に出張しています。

 

 

公正証書遺言は誰と作るのか?

 

今回は『公正証書遺言』を作りました。

公証役場で、公証人が遺言を作ってくれる遺言です。

 

「だったら、奥村は必要ないじゃない?」

こう思った方は、鋭いですね。

でも、いたほうがいいのです。
(たぶん)

 

作成者が公証役場に行けば、
遺言を作ってもらうことはできます。

ただ、それで作った遺言の内容がそれでいいかといえば、
話はまた別です。

 

 

公証人というのは、公務員です。

裁判所や検察で働いていた人が、
その職に就いている場合が多いでしょう。

彼らは正しく遺言を作る役割ではありますが、
それは形式面のことだったりします。

状況によって、その内容がふさわしいかどうか、
という部分までは彼らの仕事の範疇ではありません。

そして、遺言を遺した方が亡くなった後のことに
責任を持つ立場でもありません。

 

僕が遺言の相談を受けるときは、
ご本人の希望をくみ取り、整理します。

同時に、人間関係や資産状況を深く把握します。

税金がどれぐらいになるかを考慮し、
相続対策も検討します。

ご本人がお亡くなりになった後に
起こりうることをシミュレーションして、
遺言内容に反映させようとだってします。

遺言を作るのに、
お亡くなりになるまでに
状況が変わることまで想定だってするのです。

 

これまでの知識と経験をフル稼働して、
いろんな角度から検討します。

最後は、かたちにするための決断をします。

もちろん決断をするということはリスクを負いますが、
問題を回避し、少しでもメリットを増やそうと
最善の努力をするのです。

このあたりの姿勢の違いを感じていただければ。

 

 

 知恵にこそお金を払うべき

 

一般的に、
相談やアドバイスのためにお金や労力を惜しむ方は、
多いような気がします

しかし、そこでミスをすると
取り返しがつかないことになります。

コストをかけるべきところをかけないと、
かえって損をすることがあるものです。

 

最近の事例では
「社長が誰にも相談せずに遺言を作りに行くと言っている」と、
大慌てでその息子さんが声をかけてきました。

経営者ともなると、さらに遺言作成には気を遣うところ。

息子さんへの入れ知恵が功を奏し、
せっかちな社長のようでしたが、
一度僕の話を聞いてくれることになりました。

期待に応えられるよう、いい仕事をしたいと思います。

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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