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社長命令「急ぎで分社しろ!」

東京出張中にちょうど都内の会社から
助けを求めるメールがきました。

「4月1日から分社しないといけません」と。

今から時間的猶予は2カ月しかありません。

通常は4カ月から6カ月ぐらいかかるものなので、
かなり無理目のお話です。

 

やり手で豪快な社長の号令がかかりました。

会社が硬直化してきたので、
「会社を小分けにして柔軟性と機動力を手に入れよう」
という意図の分社です。

上場も視野に入れているらしく、スピード感がすごいです。

 

当然、現場のご担当は大変です。

社長が求めるスピードについていこうと必死です。

しかし、分社のような特殊な世界になると・・・
どうしていいか分からずに途方に暮れていたそうです。

そして、僕のことを見つけてすぐに連絡をくれました。

たまたま出張中で空き時間もあったので
早速お会いすることができました。

 

僕にたどり着くまでにも、他をあたっていたそうです。

顧問税理士や近い弁護士、
司法書士などに声をかけました。

しかし、みんな「即答できない」と。

 

時間は短く、
それ以外にも注意すべき論点がたくさんあります。

分社の仕事は、普通の資格業の人でしたら、
一生のうちでめったに関わることのない案件でしょう。

一回も経験することなく
キャリアを終わる人も結構いると思います。

そんなリアクションになってしまうのも
当たりまえと言えば当たりまえ。

 

でも、僕は分社手法の使い手を自負する人間です。

「できます」と即答しました。

ベストな方法を探るために、
確認する点はいくつかあります。

時間内に納めるために、
手続きを端折ったり、
労力的な無理をする必要もあるでしょう。

しかし、期限以内の分社については、
経験上できると判断したのです。

スピードが求められるとき、
経験値や技量の差がよりものをいいます。

ちょっと自画自賛の更新でした。

 

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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