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地域活動と、経営のヒントと

 

僕が主宰しているひょうごエンジンでイベントをやりました。

ゲストをお呼びしてお話を聞くこともあれば、ワークショップのようなことをすることもあります。

昨日は第20回目の開催でした。

ゲストは南あわじ市から小林 康悦(やすよし)さんです。

現在でこそ地域おこし活動対に所属して活動されていますが、実はすごいマーケッターの方です。

対面販売からECサイト、いまはsnsと、舞台を買えながらたくさんの商品を売り続けきました。

 

そんな小林さんからお聞きした、これからのモノ売りの世界の変化。

それでも、変わらない顧客との関係性。

こんなお話は身につまされるものがありました。

地域への視点も発見が多くて引き込まれました。

 

 

いつも思うのですが、主宰者でありながら一番勉強させていただいているのが僕かもしれません。

恐縮なような、ありがたいような・・・

 

このような地域活動や社会活動のようなことをしはじめたある時、気が付きました。

実は、チャンスやヒントは何気ないところにまだまだ落ちている、と。

それは利益やビジネスといった世界とは別のところだったりします。

 

昨夜の参加者の中にある会社の社長さんがいました。

イベントの存在を当日知り、ある別の研修を受けてから少し遅れて駆けつけてくれたのです。

その研修を主催したいたのは定番的な商業系団体です。

内容もよくあるようなビジネスセミナーだったそうです。

その社長さんが、イベント終了後、開口一番こういいました。

「こっち(ひょうごエンジン)のほうが、ためになったしはるかに面白かった!

今日聞いたことを早く会社で試してみたい」と。

ウチのイベントはそんなにビジネス向けではないのですけどね。

参加者さんの中でもビジネスどっぷりという方は少数派です。

 

この感覚は僕にもよくわかるのです。

考え方の柔軟さや、世の中の本当の雰囲気、解決されていない困りごと・・・

地域の活動をするようになって知ることができました。

 

社長さんにもぜひ利益に直結しない活動をオススメしたいと思います。

僕のやっているような地域活動がその代表例でしょう。

いつもの仕事とは異なる空気を感じてもらいたいのです。

きっと新たな発想に出会えるでしょう。

 

「会社がうまくいっていない」と言っている社長さんほど、殻に閉じこもりがちです。

視野が狭くなってしまっているケースも多々あります。

 

地域の経営者の集まりなど、似たような背景を持つ人しかいないところにばかり属していては、自分を変えることはできなくて当然です。

「仕事につながるか」なんて短期的な利益を求めるマインドはちょっと封印して、外の世界に触れてみてはいかがでしょうか。

過剰な期待をして地域活動などをするのもどうかと思います。

でも、やって見ると思わぬ効果があったりするのではないでしょうか。

 

蛇足となりますが、地域おこしの分野でもそうです。

自分の地域の内側のことばかりに目を奪われてしまいがちです。

それで「たいした地域資源がない」と嘆いたり・・・

もしくは「これはすごい」と自己満足に浸ってしまったり・・・

 

周囲との関係性という発想が乏しいケースが多いように思います。

閉塞感があるなら「外にチャンスがあって、それとどう自分たちを結びつけるか?」という考え方をしたほうがいいのかもしれません。

いずれにせよ、チャンスは外にあるものだと思います。

 

 

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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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