事業承継の関係である会社をご紹介いただき、社長さんに会いました。
そして、企画書を作って別の日に再び会いに行き、「こうしたら上手くいくと思います」と考えを伝えてきました。
その両方に立ち会ってくださった紹介者の方が、帰り際にこんなことを言ってくれました。
「いやー、全然売り込まないですね。じっくり話も聞いてくれるし、これならば安心して紹介できます」と。
どうもありがとうございます!
たしかに、言われてみると、自分を売り込まないように思います。
変な謙遜はしないので、できることはできると言うし、自分が優れていると自負しているところはそのまま伝えることはあります。
でも「これを絶対やるべきです!」とか、「僕を雇いましょう!」と売り込むようなことは言いません。
仕事をしたくないわけではありません。
では、なぜ売り込まないのかと考えてみました。
ひとつは単純に性格上の問題でしょう。
前へ前へというタイプではありません。
心のどこかで、お上品に仕事をしたいと思っているのかも知れません(笑)
そしてもう一つ。
合わないお客さんの仕事を受けてしまうことを恐れているのです。
こちらの方が僕にとってより大切なことです。
僕と相性が合わないお客さんの仕事を受けてしまったら、お金をいただく以上のマイナスを背負うことになってしまいかねません。
先方も嫌だろうし、僕への不満を募らせるかもしれません。
それでも仕事だからやらなきゃいけない状態になるのは、僕にとって苦痛以外のなにものでもなありません。
先方が僕のことを気に入らない場合もあれば、その逆だってあります。
申し訳ありませんが、僕も人間なので、合う人、合わない人がいます。
僕が相談を聞いて、何らかの問題解決の提案するとします。
そのときだって、仕事をゲットしようというよりは、実は、お客さんになるかもしれない相手のことを見極めようとしています。
人間的にお付き合いしたくないと思う場合は、依頼をされたとしても、いつでも断るつもりでいます。
相手に深く入っていく仕事なので、お互いの信頼関係はとても重要です。
また、気持ちよくお仕事したいですし、「この人のためにお役に立ちたい」と思う方のために仕事をしたいからですね。
無理をしてまで全員の仕事を受けたいとは思いません。
また、相性の合わない仕事は受けたくないと思っています。
すると必然的に売り込みはしないし、仕事を受ける姿勢も慎重になってしまいます。
売り込まないことの理由はこんなところなのでしょうね。
ただ幸い、最近では「合わないなぁ」と感じるお客さんはほとんどいらっしゃらなくなりました。
好きなお客さんのためにお仕事できています。