年齢と体力の低下が原因で廃業をせざる得なくなっている社長さんと一緒に、撤退戦に臨んでいます。
現状は資産よりも借金のほうが多くなっている状況です。
ということは、会社をたたんだら借金が残ってしまうのですが・・・
しかし、もうそんなに長くは仕事を続けられない状況です。
避けられない条件がある以上、背に腹は代えられません。
社長がしみじみこぼした言葉で、やるせない気持ちになりました。
「私は経営があまりうまくなかった。
一生懸命仕事をしてきたんだけどね。
(廃業で)みんなに迷惑かけることになっちゃうけど申し訳ない」
社長の人柄と仕事ぶりを目の当たりにしました。
確かな技術を持ち、責任感を持って顧客の会社の機械を守ってきました。
他の人には代わりができない役割です。
でも、経済的には報いてもらえず、ここまできました。
「大きな会社にいいように使われてきた」と表現しても言い過ぎではないでしょう。
なのに最後まで、自分の責任を果たせないことに心を痛めています。
当事者ではないけれど、僕は悔しく思います。
廃業を前に、これからかけこみで、たくさんの仕事の依頼が舞い込むと予想します。
強気の見積もりで一矢報いてやりましょう。
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