本日は大阪の事業継承案件で多くの時間を割きました。
核となる従業員のお一人が新設会社を作り、そこに事業譲渡で今の事業を移していくことを方針とする案件です。
「事業継承が専門です」と名乗っている人は多いですが、僕のようなスタンスで関わっている人間を、他に知りません。
僕なりのやり方が、ようやくかたちになってきましたと感じるところです。
中小企業と関わりながら、先方の状況に合わせて踏み込んで仕事をしてきた結果でしょう。
例えば、今日一日の仕事はこのようなものでした。
・引き継ぎの条件や段取りを検討
・債権者への説明の資料を作成
・政策金融公庫の方から事業承継の融資に関するを質問
・後継者になる方とこれからの経営計画を一緒に検討
・先代社長に現状の報告と今後の進め方を説明
この後は、事業譲渡の計画書や株主総会の議事録を作成します。
会計も経営戦略も資金調達も法律も、そして、話し合いの調整役にまで僕が担当しているのです。
会計や法律や経営計画づくり・・・など、これらの分野はそれぞれ専門家と呼ばれる人がいます。
しかし彼らは事業承継の専門家ではなく、事業承継に関する一部の分野の専門家なのです。
なので事業承継の案件をそのまま丸ごと委ねると足りない部分が生じます。
また中小企業の資金力などを考えれば、個別に何人もの専門家を雇い、深くコミットさせるのも難しいところです。
そんな状況に対し、僕は全体をコーディネートできるようになり、中小企業特有の事情をケアできるようにしてきました。
事業継承のバトンタッチの部分から、継いだ後の事業づくりまで支援する珍しい人間でしょう。
各分野には僕よりももっとすごい人がいるでしょう。
分野別で見てみたら、僕が他より優れているのは、事業承継の場面に分社手法を組み合わせるところぐらいだと思います。
それでも、事業承継の専門家としての総合力で勝負したら、悪くないと思うのです。
そして僕が会社に踏み込んで他分野も含めて全体をコーディネートすることは、中小企業の実情にも合っているはずです。
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