東京出張2日目。
志ある司法書士がメンバーの分社ゼミがありました。
分社ゼミは、僕が得意とする会社分割や事業譲渡などの分社手法を使ったコンサルティングができる人材を育成することが目的です。
分社手法はスキルであり、技です。
でも技だけ習得すればお客さんの会社にメリットを提供できるのかといえば・・・そうではないと感じています。
技うんぬんの前に、支援者サイドの思考法やアプローチの仕方などといった『あり方』のほうが重要だと思うようになりました。
司法書士だけでなく、国家資格の専門家というのはいわゆる先生業です。
しかし、コンサルティングの仕事はそれでは難しい面があります。
例えば、答えを与えるのが先生業ならば、一緒に答えを探るのがコンサルタントだと思います。
正解がある仕事と、正解がない仕事という差もあります。
会社や社長の懐に入っていって、問題を把握しつつ改善策を見つけるには、与える存在から寄り添う存在にならなければならないのです。
先生業のスタンスが染みついている人には、これがなかなか難しいところ。
これまでのお客さんとの関係性をコンサルティングの場にも持ちこもうとしてしまいます。
だからゼミでは、法律や会計などの技術も当然教えますが、それ以上にコミュニケーションや考え方の部分を大切にしています。
今回はインタビューワークをしながら、聞く姿勢の確認やアウトプットの技術向上に取り組みました。