ある会社さんとのコンサルティング契約が終了しました。
5年近くお付き合いさせてもらったかもしれません。
ずっと継続していたお客さんのなかでは、最も古い会社のひとつでした。
もともとは、事業承継がスタートでした。
それも業績が悪く、このままでは会社が消失する、という状態からの事業承継です。
「借金があまりに大きく、売上も下がっているのに後継者に継がせることはできない」
「そもそも事業承継以前の問題として、会社をたたんだほうがいいのでは?」
こんな議論をオーナーの家族がしているところに、奥村が呼ばれました。
そこから、負債の整理や経営戦略の見直し、それに伴う相続や社長の自宅の対処・・・
いろんな問題の整理をしながら、どうにか落としどころまで持っていくことができました。
もちろんそんな状況だから、家族間や従業員さんの感情的な問題もありましたし・・・
悪いところを除き、最低限のところだけを引き継ぐかたちで、後継者さんが自分の会社をスタートさせたのです。
その後は3期ほど、経営のかたちを築くために継続的にコンサルティングをさせてもらいました。
期のはじめには、事業計画を立てる時間をみっちりつくり、毎月計画と結果比べながら改善を試みました。
ときに、アイデアをひたすら出して、取り組みの企てを探したこともあります。
他社を視察するツアーを企画して、泊りがけで一緒に行ったこともありました。
ある程度のかたちができたところで、この度、コンサルティングを終了することになりました。
もう一度飛び立つことができたというところは成果でしょう。
でも、ふりかえると、もっと成功させてあげたかったと悔やむ面もあります。
まだまだできていないこともありますが、徐々にコンサルティングの効果が薄れてきたのも事実です。
いつまでも指導を受けていることが良いとは思いません。
一度間を置くには良いタイミングなはずです。
僕自身がたくさん勉強させてもらい、大切な機会をいただいてきました。
たくさんの感謝が溢れてきます。
またお仕事をご一緒できる機会があるかは分かりませんが、そのときにもっと貢献できるようしっかり成長しておきます。
本当にありがとうございました。
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