会社分割や事業譲渡などの『分社』手法の活用が
得意な奥村でございます。
なので「会社を分けたい」という
ご相談を受けるケースは多くあります。
先日も、
「関東の本社と関西の支社を別会社にしたい」
との話がありました。
会社を分けたい理由は様々なのですが、
ときに内部分裂のようなケースもあります。
いわば、仲たがい。
いろいろ事情はあるのでしょうが、
「ちゃんと切り分けられるまでは協力的にやりましょう」
と言いたいところです。
たとえどんなに相手のことが嫌いであっても。
会社を分けるときには、共同の手続きが必要です。
また、お客さんや取引先にも理解してもらわなければなりません。
お客さんなどは変な空気を察するもので、
仲たがいしてイガイガした空気が漂っていたら
どこかに逃げてしまう可能性が高いでしょう。
こんな通過儀礼を、協力的にやれるか否かで、
成果は大きく変わってしまいます。
ある業界の人が
「仲たがいして別れた会社は、みんな潰れていった」と、
これまで見てきた実例から語っていました。
なんとなくそうなんだろうなと感覚的に思っていましたが、
やっぱりそうなってしまうものなのですね。
別れるまでは仲良くやりましょう。