近年、M&Aを進める中で買い手候補に「ファンド」が加わることが一般的になっています。
売り手企業の社長にとって、ファンドと通常の事業会社にはどのような違いがあるのか、YouTubeでお話しました。
以下AIが、サイトの記事向けにポイントを簡潔にまとめました。
1. ファンドの基本的な仕組み
- 投資家から資金を集めて会社を買い、3〜5年で企業価値(利益や株価など)を高めて転売(売却)するのが基本モデルです。
- 一方で、最近は建前上「売りません(ずっと持ち続けます)」とアピールするファンドも存在します。
2. 「事業会社」と「ファンド」の決定的な違い
買い手としての両者には、アプローチや視点に大きな違いがあります。
- シナジー(事業会社) vs 単体評価(ファンド)
- 事業会社は、自社の既存事業との**「シナジー(地域や顧客の拡大、川上から川下までの統合など)」を見込んで買収します。また、お互いに事業を行う者同士として現場感を共有しやすい**という特徴があります。
- ファンドは自ら事業を行っていないため、買収した会社を**「単体」として磨き上げます**。現場の仕事というよりは、数字(財務や金融面)の調整やIT・AIの活用など、どの会社にも共通して通用する切り口で企業を良くしようとする傾向があります。
3. 売り手社長の受け止め方と、ファンドが「強み」を発揮するケース
- 社長たちの本音:感覚やアプローチの違いから、売り手の社長は「まずは事業会社を当たってみたい」と、ファンドを後回しにする傾向が比較的多く見られます。
- ファンドだからこそ買えるケース:最もファンドが強みを発揮するのは、**「債務超過(負債が資産を上回る状態)だが、将来的に利益が出る見込みがある会社」**の買収です。
- 事業会社は債務超過という数字を見た時点で、希望的観測を警戒して腰が引けてしまいがちです。
- ファンドはそうした会社を再建するノウハウと自信があるため、ビジネスの実態を見て「いける」と見込みが立てば、債務超過であっても果敢に買い手になってくれます。
