分社のお仕事でした。
会社を二つに分け、
二人の経営者がそれぞれの道を歩んでいくための
調整をしています。
ある意味、利害が対立しかねない二人です。
その中に入って調整を行うには、
双方からの信頼やそこまでいかないにしても
「こいつに乗ったほうがメリットが大きい」
と思ってもらわなけばいけません。
そうして関係者の間に入って落しどこを探るのです。
話がまとまらないときに
「弁護士を入れればいい」
とすぐに考える人がいるかもしれません。
でも弁護士というのは
依頼人の利益を最大化させる義務があります。
ということは、依頼人の利益が最大化されることで、
その相手の利益が削られる場合がありえます。
利害の調整をしてくれるわけではないのです。
そうなると、一方が弁護士を立てたら
相手方は徹底的に抗戦せざるを得なくなる場合も
多いでしょう。
そうしてバトルが激化するのです。
弁護士の介入がうまく成功する場合もあるでしょうが、
当事者により深い傷を負わせる場合だってあります。
力を盲目的に信仰するのはよくないですね。
強い力は、副作用も大きいのです。
僕がやっているのは、そんなバトルになる前に、
お互いほどほどのところで
納得してもらうための仕事です。
そこで自己利益に走られると、
何もできなくなります。
その時は弁護士でも雇って、
とことんやりあってもらうしかないのです。
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