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表から見えない時間

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今週の前半は東京、千葉、横浜を回り、そこから東北宮城県へと。

大移動となりました。

後半は関西にいられたのですが、事務処理が追いつきません・・・(涙)

 

 

お客さんからは、打ち合わせなどをはじめとした「会っている時間」しか見えません。

でも裏側には、お客さんのためにそれ以上の時間がかけられています。

 

 

よく「弁護士の費用が高い」といった声を聞きます。

 

でも、弁護士さんの場合「お客さんとやり取りをしている4倍くらいの時間を事務作業で使っている」と最近何かで目にしました。

そこまで考えたら、費用が高いとは言えないようなケースも案外あるのかもしれませんね。

 

私の場合も、お客さんから見えない時間がたくさんあります。

 

数字や状況を分析したり。

課題を打開するアイデアを考えたり。

お客様に理解してもらうための資料を作ったり。

ときには、陰で他の専門家と打ち合わせをしたり、お客様のチャンスを引き出すための下交渉をしていることも。

 

やはり、実際にお会いしている時間よりも、こちらの時間のほうがはるかに長いでしょう。

 

 

「会社に聞くる時間が減っている」と、かつてある会社の社長から不満を言われたことがあります。

 

しかし、私としては一切手を抜いているわけではなく、むしろ、こうした裏の動きを活発化させている時期でもありました。

どうも、コンサルタントは自分と会っている時間だけしか働いていない、と考える傾向があったようです。

 

話し合いは持ちましたが、価値観や考え方が折り合わないと判断したため、最終的には仕事を降ろさせていただきました。

 

 

ちなみにこの方、自社の従業員に対してもこんなものの見方をしていました。

遅くまで残業をしているか。

休日でも出社したか。

こんなところを評価の対象にしていたのです。

結果、長時間仕事をしている「ふり」をする人が、多い職場になってしまっていました。

 

ものごとをいかに受け取り、どう解釈するか。

誤りが怖いし、難しいところですね。

 

 

 


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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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