珍しいコンサルティングの依頼がありました。
「社長の急逝への対策」の依頼です。
めったにない話です。
私のほうでも、サイトにどんな記載していたかあまり覚えていないくらいで・・・
この機会に少し書き直しをしてみました。
予防的な取り組みは間違いなく大切です。
それをやっておくか否かで、落とし穴は防げるし、リスクは避けられます。
しかし、実際にやっていただけるかと言えば、それはとても難しく・・・
お客さんのほうからすると、その必要性がなかなか見えません。
また一時は必要だと思っていても、目先の利益ではないので後回しにされがちです。
(そのまま雲散霧消するのがパターン)
弁護士や司法書士や、税理士等の専門家も口をそろえて言います。
「予防的な取り組みはなかなか仕事にならない」と。
たとえば、遺言を作成する依頼よりも、起きてしまった相続の仕事のほうが多くなるのが普通です。
切羽詰まった相談は多く、事前の予防に関する相談は少ないのです。
社長の急逝により、お金が払えずに会社まで突然死したり、会社の借金が家族に降りかかってきたりというケースを何度も見てきました。
「トラブルを予め見越して手を打っていただければ」と思ってメニューを作ってみました。
しかし、やっぱり予防的な取り組みです。
きわめて反響が少ないコンサルティングメニューとなってしまっていました。
こんな、大切だけど人気が無い予防的な取り組みに共感していただけたことは、本当にうれしいことです。
今回のお客さんは、奥さんから「あなたに万が一のことがあったとき、こっち迷惑かけないようにしておいてね」と言われたことがきっかけだったそうです。
(奥さん、強い・・・・)
その背景には新型コロナの影響で負債が増えたということもあったのでしょう。
これから社長と協議を重ね、万が一の時、会社の借金や会社を整理する苦役から家族を保護できるように対策を講じます。