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廃業時に莫大な撤去費用が・・・悪夢です

私のお客さんの中に「ただいま廃業中」という会社があります。
倉庫や事務所を空っぽにして大家さんに物件を返さなければいけません。

でもこれがまったく思うように進まないのです。

すべの動産を撤去するのに大きなお金がかかっています。
社長としては頭の片隅にもなかった費用でした。

思った以上に時間もかかっています。
時間がかかればその分無駄な家賃を払わなければいけなくなります。

そして極めつけは、本当に撤去できるかわからない物まで・・・
ある大型の動産なのですが、これを撤去してくれる専門業者さんが見つかりません。

紹介やネット検索でつながった何社もの業者さんに声をかけさせていただきました。
しかし、
「これは専門的な業者じゃなきゃ無理」
「うちにはできない」
「今手一杯だから、できたとしても半年後」
こんな回答ばかり。

費用うんぬんの問題以前に、そもそもお金を払えば実現できるのか? という次元になっております。

撤退について、社長の見込みはあま過ぎた、というのが正直な私の感想です。
現実はコストを払って捨てなければいけないのに、当初は「いくらで売れるかな?」とコメントしてましたからね。

でも似たような感覚をお持ちなのは、こちらの社長さんだけではないはずです。
ほんとに皆さん、おわりの場面を見ていません。

はじめから、おわりを視野にいれておくことは超大切です。
経営判断の質が変わります。

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継・廃業コンサルタント

これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。

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