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債権者集会は怖くない!?

このところ銀行さんなどを集めた説明会、
いわゆる『債権者集会』の機会が立て続けにありました。

会社分割などの組織変更に伴うお知らせと協力の依頼です。

なお、今回は将来の事業承継を見据えた取り組みでした。

 

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社長さんはこの債権者集会を怖がることがよくあります。

「そんなこと言ったら何をされるかわからない」

「異議が出たらどうするんだ?」と。

 

なかには税理士等の会社支援者でも
「銀行が納得するわけがない」とか・・・

 

結果
「債権者に黙ってこっそりやってしまおう」
という発想になってしまいがちです。

 

でもそれでは、かえってリスクを大きくします。

堂々とオープンに情報を公開し、
情理を尽くして説明した方がいいケースがずっと多いのです。

 

 

僕はこれまで何十回と債権者集会に同席していますが、
これまでの経験上銀行との話し合いが紛糾したことはありません。

納得してもらえる準備しているし、
積極的に同意とはいかないまでも
「仕方ないか」と思っていただけるような手を打っています。

テクニックやロジックを用いていることは間違いありません。

最悪のケースを想定した保険もかけています。
(この辺りは法律分野出身のコンサルタントである強みです。)

 

しかしそれ以上に大切なことは、
誠実にオープンにやろうとする姿勢です。

 

苦しい状況になって、甘い言葉や、楽な方法を目の前にぶら下げられると、
ついついそれに乗っかってしまいたくなるのが人間でしょう。

しかし、その誘いに乗ると、苦しい未来が待っていたりするものなのです。

 

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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