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雇用継続という理想と「働かない人は要らない」の本音

夕方に盛岡で焼き肉&冷麺食べて、今は東京に向かう新幹線です。

人生ではじめて一人で焼き肉屋に行きました。

最近、事業引継ぎの交渉の場に立ち合いました。

先代は「事業を引き取ってもらうことで雇用が守られる」と、取り組みの意義を説明していました。

一方、事業お承継するかもしれない方は「とはいっても、働かない従業員まで雇いたくない」と。

たしかに、どっちも一理ありますよね。

会社が無くなったら雇用まで全部無くなて、損害が生じます。

かといって「雇用を守る」というきれいごとばかり言っていられないのも、次の経営者の立場ならば当然です。

スタッフの中にも、給料以上の仕事をしている人がいれば、反対に給料泥棒のような人もいるのでしょう。

雇用維持という大義名分のために、後者の面倒まで押し付けられたのではたまったものじゃありません。

こんなとき公が絡むと、理想論ばかり言われそうです。

でも、あくまで民間の話なので、両方の意見を受け入れつつ妥当なラインを見つければいいでしょう。

柔軟な思考が大切です。

理想と現実を行き来しつつ、着地点を見つけましょう。

仮にそのまますべてを承継することが難しくても、やっぱり何もしないで会社が無くなるよりはずっとましですから。

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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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