4月22日、
「第104回神戸商業を考える会」の
スピーカーとしてお招きいただきました。
自治体職員、市の外郭団体担当者、大学教授、商店主などの前で
『リノベーション起業』の狙いや
私たちの取り組みついてお話しました。
最近はリラックスしてお話しできる機会ばかりだったので、
いつにない厳格な空気・・・
最初の20分ぐらいは
調子が出なかったような気もしています(苦笑)
僕の話の後は、ディスカッションになりました。
そこで一番盛んに意見交換されたのが、
「商店街の店舗の承継」についてです。
誰もが、事業や店の設備を第三者が引き継ぎ、
運営していけるようになればいいと、
総論には同意してくれました。
しかし、それが可能かと言えば
「難しい場合が多いだろう・・・」と。
たとえば、商店街の店舗の場合、
シャッターを閉じながらその二階で暮らしていたりします。
景気がいい時代に稼いでいたため、
店を貸し出して賃料をもらわなくてもそんなに困らない。
そして、
「面倒なことに巻き込まれるよりは
このままシャッターを閉じたままにしておいたほうがましだ」
とばかりに・・・
こういう自分本位な人たちから、
商いを引き継ぐことはできないんじゃないか、
という意見が多かったのです。
たしかにこれはその通りで、
本当に難しいところです。
全員とはいいませんが、
「別に周囲やこれからの街のことなんて自分には関係ない」
という人はたしかに多い・・・
僕らが少しずつ実績を作り、
人を動かし、
徐々に街の人の感覚を変え、
結果的に世の中を変える・・・
こんな風に地道にやっていくしかないのでしょう・・・