武庫川女子大学が共学化するというニュースがありましたね。
女子大のみならず、女子高も含め、この流れは続いていました。
そこに日本最大の女子大(たぶん)である武庫川女子まで・・・
社会の変化をグッと感じます。
武庫女では、数年前に登壇させていただいたことがあったので、インパクトがあるニュースでした。
経営に無責任な立場の人間としては、本当にそれでいいのかな? それしかなかったのかな? と思うところです。
「少子化だから、女子大を共学化したら、マーケットが2倍になるでしょ?」
ちょっと安直な発想ではないでしょうか。
私は仕事がら中小企業の経営戦略に関わりますが、「普通になること」だけは避けてきました。
普通になるというのは、他に埋もれること。
経済成長の時代ならばまだしも、成熟社会にとってこれって最も選んじゃいけない道です。
むしろ特別になることこそが、生き残る道ですよね。
そう思うと、女子大という「特別さ」を自ら捨てるのもどうなのか、と。。。
たしかに女子大のニーズが減少したのでしょう。
でも、世の中のニーズが変わることは、ある意味当然です。
新しいニーズを受け取るため、自分たちも変わらなければいけません。
それが、女子大という特別を捨てることなのか?
もっと、女子大という個性を生かした先に、新しいニーズがあるような気がするところです。
無責任に言うだけならば、簡単ですけどね。