遥々富山から大阪までお越しいただきました。
僕の本を読んだ方から
「相談にのって欲しい」と面談の依頼があったのです。
会社の後継者の立場の方で、
現在の社長とは血縁はありません。
そして、社長と顧問税理士が事業承継の話を進めているけど、
後継者たる自分は蚊帳の外に置かれている、と。
「どうなるか不安だし、そもそも不満だし・・・」
「こちらとしてもできる備えをしておきたい」
というお気持ちがあったようです。
社長が後継者不在で事業承継を考えてしまう・・・
こんなケースは他の案件でもありました。
現社長(継がれる側)から相談が来たケースで、
「それで後継者さんの同意は得られますか?」
と差し向けても「あいつは大丈夫」と。
後継者のことはどうにでもできると軽く考えている様子でした。
このパターンは結構ありがちな気がします。
もちろん後継者は社長が思い通りにコントロールできる
ロボットではありません。
甘く見ていると
思いもよらぬ方向に話が進んでしまいかねません。
税理士と話を進めるものの
お金のことしか気が回っていないこともありますね。
「税金を少なくしようとか」
「株価をどうするとか」
そんなお金の話より、
ずっと経営面の本質の承継の方が難しいわけでして。
(そして、たいていそっちのほうが大切)
今回のご相談では、現社長との今後の立ち位置や、
社内の他のスタッフと後継者さんの関係性をどうするかの問題などがそれにあたります。
お客さんがついてきてくれるかも、もちろん・・・
とりあえず今回のご相談では策を2つ献上しました。
すっきりした表情で帰ってもらえましたが、
結果はどうなるでしょうか。
〈リンクのご紹介〉
「事業承継や会社再生、組織再編に役立つ分社手法の活用を紹介」