僕がコンサルティングを受託している大阪の事業承継案件で、引退した会長が話していました。
「これまでの外注先が急に廃業するケースが増えていてね。
あいつ(後継者さん)は、これからの時代、相手の廃業にもよく気を回しておかないと足元をすくわれかねないよ」
急に会社がたたまれるケースはよくあります。
それが自社の重要なお客さんだったり、仕入先だったら、こちらの商売まで穴が開いてしまいます。
気を付けて置きたいですね。
一方、こんな状況はピンチであるとともに、チャンスでもあります。
やめる会社ならば、その事業を自社に取り込める可能性が高いのです。
最近、経営相談で呼ばれた兵庫県の会社では、すでに廃業するメーカーを引き継いでいました。
そして、「関連する業界でたたむ会社があれば、ぜひ教えてください」と僕にも種まきをしていました。
変化が大きいときには、それにより痛手を負う場合があります。
一方で、うまく追い風として利用する人も現れますね。
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