昨夜、東京渋谷のNHKラジオにて、事業承継について語らせていただきました。
30分弱も枠を取っていただき、そんなに話せるかなぁと思いましたが、終わってみるとあっという間でした。
本当に関係者皆様のおかげで、気持ちよく出演できました。
ありがとうございます。
しばらく過去の放送を聴くことができるようなので、ご興味ある方はリンク先のページにお進みください。
4月17日放送分の「中小企業事業承継問題 “小商い”の勧め」というタイトルの回です。
出演オファーがあったときは、受託するかちょっと悩みました。
このところ仕事が立て込んでいました。
また、誰かに質問されて答えるスタイルには苦手意識もあって・・・
何を発するか練りこめるものはまだいいのですが、質問されるときは適切な回答ができたかいつも不安になってしまいます。
終わったあとに「あの質問はこう回答すべきだった・・・」と自己嫌悪になったり。
でも、やっぱりお受けしてよかったです。
自分の取り組みを発信させてもらえる貴重な機会でした。
また、周囲の人が喜んでくれたのがよかったです。
身内なんて僕がどんな仕事をしているかほとんど興味がありません。
でも「NHKラジオにでる」となると、急に色めきます。
やっぱりNHKの名はブランド力がすごい。
いつも応援してくれている人への恩返しに少しはなったのかもしれませんね。
番組の中で、このままだと127万社が廃業することになるとアナウンサーの方が紹介していました。
それに付随した雇用の喪失も極めて大きくなるでしょう。
ただ、僕はこんな事業承継問題のネガティブなところだけ見ていても何も改善しないと考えています。
「大変なことになる!」といくら悲痛な叫びをあげれば、余計にそこから離れたくなるのが人の常ではないでしょうか。
もし後継者がいないことによる廃業増加を食い止めたいならば、ポジティブな面に着目していかなければなりません。
では、この事業承継問題におけるポジティブな見方とは?
僕はこう考えています。
後継者がいなくて127万社が廃業する状態ならば、127万人がその事業を引き取って起業できるのだと。
どうせこのままだと無くなる会社ならば、それをやる気のある若い人に引き継いでもらったほうがずっとましです。
引き継いだ事業を使って、やる気とアイデアで今の時代に合った事業へと蘇らせてもらいましょう。
上手くやれる可能性はたくさんあると思うし、それを後押しするノウハウもあります。
社長が自分の事業を抱え込んで動かない社会から、手放して誰かに託すことが当たり前になる世の中を作っていきます。