あらためて「知識」と「知恵」は全然違いますね。
知識がたくさんある人が、知恵を持っているということではありません。
むしろ、知識は乏しくても、頭を使って状況を打破できる力をもった人がいます。
会社をたたむかどうかの瀬戸際だったり、後継者に継がせるにしてもいかにうまくやるか。
こういう会社の出口の場面では、「知恵」のほうが不足しているようです。
資格業をはじめとする専門家は、知識は豊富です。
でも、道は拓けていません。
「専門家は通り一遍の一般論を語るだけで、どうしたらいいのかは教えてくれなかった」
こんな意見は巷でよく聞きます。
「教えてもらう」というスタンスにやや問題を感じないわけでもありません。
それでも、専門家が効果的な役割をできていないということは事実なのでしょう。
社長は相手に知識を求めているのか。
それとも、知恵を求めているのか。
このあたりの軸をしっかりすると、パートナー探しでのミスマッチは防げるのかもしれません。