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情報にお金を払えているか?

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若い方を中心に、オンラインサロンというのがそこそこ流行っているようですね。

インターネット上のグループに入会して、情報交換をしたりするそうです。

少し名の通った人が主宰するオンラインサロンでは、月会費1万円前後。

そのグループに何百人、何千人もいたりすることもあるようです。

100人が1万円の月会費を払うだけでも、月売上は100万円!?

なんとも美味しいじゃありませんか。

こんな話を聞くとウチの顧問制度なんて、安すぎたとしか思えません。

そうでなくてもいつも「値段設定を誤ったかも…」と思っています……

提供する価値だって高いと自負しています。

しかし、情報に対する価値の感じ方は、人によってあまりに差があります。

「目に見えないものにお金を払うなんて信じられない」という人は、いまでも結構いるのでしょう。

経営者となるとそこまでの人はあまりいませんが、それでも情報に対して財布のヒモがえらく固い人はいます。

こんな人々にとってはウチの顧問料は高いし、ましてやオンラインサロンなんてあり得ないのでしょう。

一方で、情報の重要さに目覚めた人はボンボン情報に投資するようになります。

情報には中毒性があります。

コンサルティング料を提示すると「こんな安くて本当にいいんですか?」と言われることもあります。

あってないような情報の値段です。

その人の考え方によってその価値は大きく変わってしまいます。

僕のようなアドバイスをしたり警鐘を鳴らす立場の人間としては、やっぱり必要な情報を集めることに積極的になって欲しいと思うものです。

自分のサービスを売るための方便のようで、言いづらい面でもございます。

ある情報を手にしていたか、ある人と知り合っていたかで、会社が潰れることを防げる場合だってあるかもしれません。

経営者となれば、会社の存続にかかわるような情報ならば、いくら出しても安いでしょう。

というのはちょっと大げさすぎる話かもしれません。

ならば、情報を得ることへの対価に消極的な方は、こんな考え方はいかがでしょうか。

なにごとにおいても準備は重要ですよね?

起きうることを想定し、それに対して備えていく、と。

普通に経営をしている方で、このことを否定する人はいないと思います。

「俺の経営に準備なんて文字はないぜ」とおっしゃるならば、それは商売じゃなくて博打の類な気がします。

で、その「準備」です。

準備の基本は情報を得ることではないでしょうか。

知るからこそ、それに対して準備ができるはずです。

逆に言えば、十分な情報を手に入れていないのに行った準備なんて、準備と言えるものではないのでしょう。

情報なくして準備なし。

こう発想すれば「少しはお金を払うのも仕方ない……」と感じてきませんか?

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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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