先日の大阪産創館における三井住友銀行主催の事業承継セミナーに登壇しました。
このセミナーに臨むにあたり完全なる新ネタを用意しました。
事業承継セミナーにおいて、なんと、あえて『廃業』を見直す提案をしたのです。
「廃業しないために事業承継を考える・・・」
このイベントの告知文にはこんな言葉がありました。
僕はすごく違和感を覚えました。
承継やM&Aというのは相手方があってこその話です。
自己完結できる廃業を「悪」としてしまうと、会社の重要な出口のひとつを封じてしまします。
結果、より悪い状況(行くところまで行っての倒産が代表例)になってしまうでしょう。
また、廃業を基準として自社の出口を考えていったほうが、実は上手くいきます。
「廃業したらどうなるのか?」という現実的なところを見ようしなければ、地に足の着いた取り組みができません。
その計画は、どこかで破綻する可能性が高くあります。
もちろん「承継されるよりも廃業のほうがいい」と言っているのではありません。
価値あるものが残っていくことは尊いです。
この点は誤解なく受け取っていただきたいところです。
廃業の増加を受け、それを問題視するようにあんりました。
結果、M&A等しかみとめない雰囲気が少し出てきた気がします。
でも外野の声にとらわれる必要はありません。
廃業か承継という出口のかたちが重要なのではありません。。
出口のかたちは会社の状況によって自然と決まってしまう面があります。
ポイントは、社長が自分でケジメをつけようとするか否かの問題です。
そのために「廃業からものを考えていくほうがよい」という僕の提案でした。
【「奥村と一度相談をしてみたい!」ならば】
★個別コンサルティング★