「コロナの影響はどうですか?」
最近のコンサルティングのお仕事では、この挨拶が定番化しております。
この新型コロナの影響で危惧するところがあります。
ひとつは「どうにかしなければ」と焦ることで、変なものに飛びついてしまうことです。
冷静に考えれば「そんなおいしい話はない」と思えるものでも、焦っていたり、義務感に追いたてられたりしていると手を出してしまいがちです。
弊社のお客様にもそのきざしがあったケースがあったため、ストップをかけさせていただきました。
人は苦しくなると一発逆転を望んでしまいがちです。
でも、そんな魔法は本当はなかったりします。
私たちには地道な努力の積み重ねしかありません。
この点を押さえておきたいですね。
もうひとつ気になるのは、社長が目先のことにとらわれすぎてしまう件です。
こんな非常事態だからこそ、もっと先を見たほうがいいのかもしれません。
もちろん今をしのぐことは大切です。
でも「しのいだところで、その先どうしますか?」というケースも。
たとえば、そもそも赤字の会社があったとします。
仮に、コロナ対策の融資を受けることができたとしましょう。
もちろん延命にはつながります。
でも、延命したところでどうするの?ということになってしまうわけで・・・
このケースならば、融資を受けて時間をかせぎつつ、黒字に転換する方策をとるのか、さもなくば撤退の決断をすべきです。
コロナの副作用で、お金は借りやすくなているし、何かを決断するにも言い訳がしやすくなっています。
これを機に、もっと先まで見ていただきたいと願う次第です。
今後、新型コロナの影響で廃業や倒産の話は増えることは間違いないでしょう。
決断のタイミングややり方がポイントとなり、誤れば大きな損失を被ることになります。
うまく着地させるためには、目線を先において積極的に判断していく必要があります。
【「奥村と一度相談をしてみたい!」ならば】
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