私は会社の意思決定者である、社長に求められたときしか仕事はしません。
求められてもお断りするケースもありますが、少なくとも社長から求められることは最低条件です。
どんなに後継者や家族の方から熱望されても、社長にその気がないのならば話にならないわけです。
最初は後継者や家族の方から声がかかる場合もあります。
でも、コンサルティングの仕事を受ける場合は、最終的に社長の決断と依頼があるわけです。
先日もありました。
後継者の立場の方が会社の将来を悲観し、悩んでいました。
一方、父親である社長のピントはズレています。
危機感が共有できていなく「どうにかなるだろう」くらいにしか状況を見えていません。
奥村の見立てでは、「借金を残したくなければすぐにでも廃業したほうがいい。
それと並行して、ダメ元で事業や会社の引継ぎ先を探してみてもいい」
といった感じでした。
でも社長は「廃業なんてする必要ないし、売るならば最低1億円だ」と・・・
まあ、お話になりません。
私は「できることはありません」と、帰らせてもらいました。
(後継者の方には、すこしアドバイスはさせてもらいましたけどね)
後継者のお子さんとしては、私が最後の希望だったようです。
ことの深刻さが分かっていない社長に対し、涙を流しながら「奥村先生の力をかりて会社を着地させよう」と訴えていました。
でも、社長には伝わりません。
そうなると私には何もできないわけです。
かわいそうですが。
社長がその気になって、はじめてプロジェクトをスタートできるのです。
【「奥村と一度相談をしてみたい!」ならば】
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