京都の町家のM&Aについて、買手さん探しの依頼を受けました。
町家を『会社ごと』購入できるので、メリットがあります。
まず前提として、こちらの会社は、この物件を運用するためだけの会社です。
他の事業もなければ、ほかの資産もありません。
会社ごと譲られるので、旅館業の許可も一緒に引き継げます。
これがもし不動産だけの売買だと、許可の取り直しが必要になります。
再取得には手間もお金もかかるので、ありがたいところですね。
また、不動産を所有する会社は変わらないので、所有権移転の登記も不要です。
登録免許税等を節約することができます。
町家なので築年数は古いのでしょうが、写真のように、きれいにリノベーションされています。
《雑感》
今回の案件は、不動産M&Aなどと呼ばれます。
まだまだマイナーな手法ですが、税金面のメリットも大きいですね。
マイナス面としては、会社ごとなので、変な負債などを引き継がないようにチェックしなければいけない点があります。
それでも、節税メリットは大きいので、単純に不動産を売買するよりも魅力的なケースも多いはずです。
いずれこの手法が一般化したら、税務署もなにかしら手を打ってくるのでしょうね。。。。
早い者勝ちというところでしょうか。