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M&Aをしていることが周囲にバレることが怖い。だから一歩が踏み出せない

「M&Aでは情報管理が最も大切です!」
なんて専門家がわかった顔で解説していたりします。

でも、額面通り受け取らないほうがいい場面もありますね。

こんな社長がいました。

社長は高齢だし、会社に後継者はいない。
本人は早く会社を手放して引退したいと思っている。

だけど・・・
「M&Aをしていることが周囲に知られたら大変なことになる。
だから、怖くて行動が起こせない」


まず、情報漏洩のリスクを完全に排除することはできません。

M&Aの仲介業者などは「秘密は守られます。大丈夫です」と言うでしょう。
でも絶対はありません。
情報が漏れたケースを見たことは何度もあります。

では、情報が洩れたらもうおしまいなのか?
ここでリスクの正体と大きさを見極めていただきたいと思うのです。

私個人としては、M&Aの情報がもれてしまったら、そのときはそのときだと思っています。

だって、社長が高齢で、後継者が社内にいない会社として、M&Aに打って出るのは当然じゃないですか。
M&Aをしなければ、いずれ廃業をすることになってしまうだけですから。

だったら、もっと堂々と、思い切ってやってもいいのではありませんか?

社長はビクビクして、動きが周囲に漏れないようにますが、周囲はそんなことはとっくに気づいていたりします。

また動きがなければなかったで「うちの社長はどうするつもりなんだ?」と不安になっていたりします。
「実はM&Aで継いでくれる会社を探している」と社長から積極的に伝えたことで、従業員が安心でき、好結果につながったこともありました。

どちらにせよ前に進むしか道はないのですから、進むしかありません。

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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継・廃業コンサルタント

これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。

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