『大廃業時代の足音・・中小「後継者未定」127万社』
こんな見出しの記事が日経新聞の一面に載りました。
さすがに中小企業の事業承継を専門にしている人間として、何かコメントをしなければいけないかな、と思ったところです。
とはいえ、特別なにか語るべきことがあるかと言えば・・・難しい。
数を見ればたしかにインパクトがあります。
この国はどうなっちゃうのか、と。
しかし、もう10年ぐらい前から話の内容が変わっていません。
「深刻な問題だ!」と、ずっと語られているのです。
関係者は騒いでいるけど、現実はまったく改善されていないということなのでしょうね。
判断したり行動を起こすべきは社長です。
「大変だ」と政治や行政やメディアが騒いだからといって、どうにもなりません。
会社の処分権を持つ社長に訴え、心を動かさなければ、ものごとは動きません。
制度作りやメディアの姿勢などを見ていると、そういう観点が欠けているように感じます。