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廃業であらためて相手の本質を知る……

廃業を決断し、その実行を進めている会社の支援をしています。

先日は社長さんと共に、従業員さんに撤退方針の報告をし、それでも仕事を最後までがんばっていただけるようお願いをさせていただきました。


従業員さんたちは社長の決断を受け入れてくださり、大きな混乱も起きないで済みました。

この後は、顧客に事業廃止の通知をしていくことになります。





事業廃止の通知といえば、東北にある顧客の会社の社長さんがこんなことを言っていました。

こちらも今年廃業を進めています。

「廃業の意思を伝えたら、すごく気を使ってくれたり、これまでありがとうと言ってくれる顧客がいた。

一方、非常に冷たい会社もあった。

こちらが尽くしてきた顧客ほどその傾向があって・・・」


早く納品しろとか、見積を安くしろとか、いつも散々言ってきた顧客だったそうです。

会社としては、なんとか応えようと懸命に努力してきました。

尽くしてきた、という言葉がピッタリだったのでしょう。



でもそういう相手ほど、これまでの貢献に感謝を表すようなことはしません。


うーん、イメージできます。

結局そういうものですよね。


相手のことを気遣わない会社だから、自分都合の無理を通そうとできるわけですし。

身を粉にしてそんな顧客に尽くしたところで、むなしくなってしまいそうです。

廃業などの究極的な場面となると、人や会社の本質が露わになります。

〜お知らせ〜
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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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