奥村 聡– Author –

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今年最初の東京出張
今年はじめの出張を終え、空港でブログを書いています。 昨日は、後継ぎさがしの『あきないバトン』の件で、湘南のカレーパン専門店をお邪魔しました。 承継に興味をもつ方とオーナーをお引き合わせする機会です。 つづいて2日目は、これからのプロジェク... -
株式の帰属先を整えるために公正証書遺言を作成
【まずは相続発生時の株式の動線をおさえる】 お孫さんから声がかかり、もうすぐ90歳となるおじい様とおばあ様から相談をお受けしました。 おじい様は会社を創業し、現在は長女とその夫が経営をしています。 長女夫婦の子供は会社を継ぐ気が無く、今回私... -
М&Aを前提に会社分割を利用して分社
【売りたい事業をあらかじめ子会社に】 都内のベンチャー企業の社長さんから声がかかりました。 若くエネルギッシュで、意欲的に経営をなさっている方です。 「事業部ごとに別会社化させて、各社の社長の責任と権限を明確にしたい」という意図でした。 い... -
これまで一緒に経営してきたけど、会社を分けたいのですが?
金の切れ目が縁の切れ目とも言いますが、これまで一緒に会社をやってきた相手と別れたいという相談を寄せられることがあります。 共同経営をしていた友人どおし、父親と子供、兄弟・・・ 支援のモデルケースとしてある事例をご紹介いたします。 【分社で突... -
商店街で閉店する豆腐屋を継業した3人の女性たち
【継業で、既存の商売を引き継いで活かす!】 全国的に増えてしまっている、いわゆる『シャッター商店街』。 そこを舞台に廃業を決意した豆腐屋さんと女性グループの間で、継業が成立しました。 「障がいを持った仲間も一緒に働ける場を作ろう」と活動して... -
不仲な父と息子をつないだ事業承継
【ファシリテーターを加えて話を詰める】 親子関係が相当に悪化している親子でした。 創業者である父親と専務たる息子。 もともと合わない二人だったものの、さらに経営方針をめぐり対立が激化。 実質的な経営権は、従業員や外部協力者からの支持を受けて... -
事業承継相談で今年のお仕事を締めくくり
大阪ではじめてのお客さまから事業承継のご相談をお受けしました。 僕の場合、お会いして相談をお受けすることが仕事の基本だと、あらためて感じています。 野球で言うとこのキャッチボールであったり、サッカーのリフティングみたいなものでしょうか。 お... -
3人の子供に会社を3つに分けて事業承継
【事業承継に会社分割を活用】 社長をしていた父親が亡くなり、今は母親が社長、子供たち3人が役員というかたちで不動産事業が運営されていました。 子供たちの間にはそれぞれに思うところがあり、このままのかたちで進んでいくといずれ考え方の違いなど... -
事業承継を機に後継者が劣化したビジネスモデルを再構築
【事業承継の途中で会社の命運が尽きた】 ものづくり会社の後継者の立場の方から相談がありました。 後継者は社長の娘婿で30代後半。 社長に請われ会社を継ぐ決意をしたものの「経営をするのに不安があるからサポート役を付けたい」と条件を出していまし... -
廃業やむを得ずから500万円で一部の事業を社員に売却
【過去の事業の失敗による多額の借金】 60代後半の社長とお会いしました。 どうにもこうにも銀行への借金返済ができなくなったとのことで、憔悴しきった様子です。 奥村のところに相談に来るまでも、金策で走り回った模様です。 飲食系を中心に複数の事... -
役員借入が1億円ある債務超過の会社の廃業を支援した事例
【役員借入を処理して廃業】 50代の女性から『廃業』について相談がありました。 女性は、社長の娘さんです。 神奈川県横浜市の会社で、父母が卸業を長らく営んできました。 しかし、1年前に母親が死亡します。 母は会社の経理を一人で担っていました。... -
会社が脅かされるリスクが嫌なら株式の承継まで
中小零細企業に関わっている限り、ほとんどの方にとって「株式なんてどうでもいい話」ですよね。 法律家や税理士が何を言おうが、興味が沸かないのが本音だったりすると思います。 うん、それは仕方ないことです。 ただ、やっぱりちょっと気にしてほしいの... -
「社長の幕引き」と「会社の終わり方」のリアルに触れるツールできました!
より良いおわりを目指す『それでも、社長のおわりに挑む会』の案内ツールができました! これまで事業承継とか関心が無かった社長にも気づきがあるものに仕上がっていると、自負しています。 デザインや企画をお願いしたのは、べべチオの早瀬 直久さん率い... -
第三者への事業承継のポイントは?
【血のつながらない人間を事業引継ぎの後継者に】 『血縁がない者』に事業を継がせるケースもあります。 親が社長をやっていたとしても、親の会社で子供が働いていないケースが増えているので、近頃、この第三者パターンの事業承継の割合は増えています。 ... -
子供への会社引継ぎのポイントは?
【 子供に会社を引き継ぐ場合】 一番オーソドックスな事業承継といえる『子供への会社引継ぎ』を考えてみます。 シンプルな形態ですが、けっして簡単ではない事業承継のかたちです。上手くいかなかったケースは、ちまたには山のように積みあがっています。... -
年末年始、社長の『終活』相談のススメ
クリスマスイブです。 年の瀬のみなさんの忙しさの山場もあと少しといったところでしょうか。 お身体を大事に、無事に切り抜けてくださいね。 さて、奥村の年末年始の業務予定ですが、仕事おわりもはじめもありません。 いつもと変わらぬペースで仕事と休... -
お客さんを叱る資格業が嫌い(ある会社分割の場面より)
お客さんの社長さんから、夜に泣きのメールがきました。 ちょっと遅めの時間でしたが、折り返しのお電話をしました。 ある目的のため会社分割を進めている会社です。 その件を顧問税理士と顧問弁護士に話をしたら、「こんな点は大丈夫なのか?」と責めるよ... -
40代、50代の社長がМ&Aを決断するものさしは?
先日比較的お若い社長さんからご相談を受けました。 ずっと好調だった業績に陰りが見え、はじめて赤字で決算を迎えました。 この先も会社を運営していく自信が無くなり、僕に声をかけてくださったといういきさつです。 社長さんはМ&Aで会社を他に譲ること... -
米子から東京、鎌倉へ
昨日は米子でお仕事。 今日は午前から東京→川崎→鎌倉と仕事があります。 そこではじめて寝台特急サンライズに乗りました。 「寝ながら移動ができるなんて素晴らしい」と最初は手放しで喜んでいましたが・・・ 結局よく寝られませんでした。 十分な睡眠をと... -
公正証書遺言の執行者&証人(兵庫県)
兵庫県内で、現役を引退し、今は会長職についていられる方の公正証書遺言を作成しました。 ここまで打ち合わせを何度も重ね、終わったときには「ようやくここまで来た」と感慨深いものがありました。 リスクや実際に相続が発生したときの手続なども考慮し...