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事業承継もM&Aも、補助金に惑わされずに本質からアプローチ

「経営資源引継ぎ補助金」というキーワードで、インターネット検索をかける機会がありました。

経営資源引継ぎ補助金はM&Aの仲介手数料などにも補助金が出るようになったということで、その関連の仕事をしている者には話題となっています。

検索をかけてみると、このビジネスチャンスを逃すなと、多くの業者が群がっているようすが伺えます。

中には、「着手金だけでも補助金がでます!」と。

最終的には売らなくてもいいから、(補助金がもらえるし)着手だけでもしましょうよ、というメッセージに読み取れます。

こんな風景を見ていつも思うところですが、補助金の類は害のほうが多い気がします。

浅はかな取り組みが増えます。

会社のほうとしても、補助金ありきで行動を起こすから、リズムや感覚がおかしくなってしまいます。

世はコロナで、大変です。

でも、こんな時だからじっくり本質的な取り組みをしていただきたいところです。

特に、事業承継やM&A、廃業といった重たいテーマならば、なおさらではなないでしょうか。

その場しのぎなものに飛びつかないでほしいところです。

その場すらしのげない打ち手も多いものです。


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この記事を書いた人

奥村 聡(おくむら さとし)
事業承継デザイナー
これまで関わった会社は1000社以上。廃業、承継、売却・・・と、中小企業の社長に「おわらせ方」を指導してきました。NHKスペシャル大廃業時代で「会社のおくりびと」として取り上げられた神戸に住むコンサルタントです。
最新著書『社長、会社を継がせますか?廃業しますか?』
ゴールを見すえる社長のための会【着地戦略会】主宰

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