国家資格者、いわゆる士業と呼ばれる人向けのスモールМ&A勉強会を開催しました。
会計士や税理士、中小企業診断士、弁護士、司法書士、行政書士といった各分野のエキスパートにお集まりいただきました。
正直、予想をはるかに上回る数のご参加でした。
М&A分野への関心の高まっていることと、講師の集客力の賜物でしょう。
背景としては、資格業における仕事受注への不安などもあるのかもしれません。
競争が激しい東京でなければ、こんなにたくさんお越しいただけることはなかった気もしています。
今回の講師は、株式会社つながりバンクの齋藤由紀夫社長です。
小さめのМ&A案件を主に担っていらっしゃいます。
導入編としてお話を分かりやすく伝えてくださる一方で、その経験の豊かさも感じさせるお話でした。
齋藤社長の後を受けて、奥村も少しお話をさせていただきました。
僕のほうは「そのままでは売れない会社をどう扱っているか」というテーマでお話をしました。
肌感覚ですが、会社の売却を希望している会社でも、8割以上は売れません。
財務内容や営業内容が悪かったり、人の問題を抱えていたり、と。
もちろん、自ら声をあげてこない会社もたくさんあるので、潜在的には誰にも承継されない会社が溢れていることになります。
ただ、ひと手間かけて工夫をすれば、承継してもらえる会社や事業はたくさんあります。
そんな事業が承継される機会を作るのは士業が担うべき役割だと思っています。
既存の事業を活かせる人に届ける。
そのために「(そのままでは承継できなくても)会社を整えてから承継させることができる」という発想を広める。
こんな使命を果たしていきたいと思っています。