本日も静岡で、はじめてお会いした社長さんから事業承継のご相談を受けました。
社長さんはすごくよく研究されていて、会社分割を使った事業承継のビジョンを描いていました。
たしかに、その方向で詰めていけば、突破口を拓けそうです。
実は、こちらの社長はこれまでも、顧問の税理士さんなどに相談をしてきたそうです。
しかし、理解を得られなかったり、しっかりと回答してもらえなかったとのこと。
僕のところに寄せられる相談は、こんなパターンが多々あります。
近くの税理士さんや弁護士さんに相談しても納得できなかったり。
「そんな美味しい話があるわけない」と反対されたり。
それからインターネット等で検索して、僕のことを発見してくれるパターンです。
当然、専門家が解決できない話がやってくるので、難解なケースが多くなります。
お話をお聞きしながら、毎回、頭が火を吹きそうになっています。
それでも「どうにかなるな」という感覚は持てています。
相談者を申し込まれた方の「こいつならば何とかしてくれるかもしれない」という直感は、案外正しいものだったりするのでしょう。
ちなみに、僕はこのところ「事業承継デザイナー」の肩書を名乗っています。
問題解決のため状況を把握して、突破口を見つけて策を練る営みが、デザイナーの仕事と酷似していると感じているからです。
普通のデザイナーは、解決策をグラフィックやプロダクトに落し込みます。
僕の場合は、事業承継の作戦を法律や数字に落し込みます。
アウトプットされるものは違えど、動き方や発想方法などはきっと近いはずです。
今日みたいなご相談を受けていると、法律家よりも、やっぱりデザイナーなんだなと思います。