あまり事業承継をサービスにしている他社のことは、そんなに詳しくありません。
同業であって、ライバル他社になるのかもしれませんが、やっていることやスタイルは大きく違うと思っているので・・・
あまり関心が無かったわけです。
今日、どこにコンサルティングを依頼するか検討している社長さんとお会いしました。
おかげで、『事業承継コンサルティング』を掲げている他の業者のことを教えてもらえました。
業界を考察してみるいい機会となりました。
業者は、大きく2つに分類される気がします。
一つは、保険会社や金融機関系です。
こちらは「事業承継のコンサルティングをしますよ」と言いつつ、保険や金融商品を買わせることを最終目的としています。
「保険を使って株価を下げましょう」みたいなパターンです。
もう一つは、財務系の業者です。
税金や財務などから事業承継のコンサルティングをします。
こちらのほうが真っ当な仕事をしてくれそうな気がします。
それでも、事業承継の表面上、かつ、形式的なところのみに作用するだけなので、それで本当に効果的な役割を果たせるのか疑問です。
妙に費用が高く感じる場合もあります・・・
僕の考えでは、事業承継において、人間的な感情や経営面へのアプローチが最優先事項です。
主役は人と会社経営です。
それに合わせて法律や税金、財務面をどうハンドリングしていくかが次の課題となります。
でも、巷の事業承継のアプローチでは、最も重視すべきところをすっ飛ばしてしまっているような気がします。
そこを押さえずして、株価の計算だけしたところで・・・
疑問を感じます。
たしかに事業やサービスとしての効率を考えれば、あまり深入りできないこともわかります。
そもそもそこまで手掛けられるほどの力をもったコンサルタントなんて、めったに存在していないでしょう。
でも、そこに踏み込まずしてどうするのか・・・。
それこそ魂のない仕事のように思います。
ではでは。