雑記– category –
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相続対策もいいけれど、老前整理も忘れずに
『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』 という本を読みました。 課長島耕作などの作者として有名な弘兼さんがはじめた 『老前整理』のことを書いた本です。 40代の僕は対象読者には入っていないはずです。 でも、社長さんの退任や相... -
取引先が廃業の意向を伝えてきたら・・・
僕のお客さんとお話していると 「廃業することになりました」と あいさつにくる会社が本当に多いようです。 社長の平均年齢や社会環境を考えると そうなるのも必然なような気もしますが・・・ いずれ業界そのものが 成立しなくなってしまうのではな... -
社長の相続を放棄しつつ、資産を子供に継承するには?
【相続放棄をしたら資産も手に入らない】 昨日のブログで、 社長の個人保証を相続したばかりに破産してしまった娘さんたちのお話 をしました。 それを防ぐには相続放棄をするしかなかった、とも。 ただ、相続放棄をすれば、 借金や個人保証などの負から解... -
廃業・清算の考え方・判断基準
【廃業、および清算とは?】 廃業、倒産、清算・・・と似たような言葉がいくつかあります。 このサイトでは『廃業』を 「自らの意思で自主的に会社や事業をたたむこと」と、 定義します。 会社を続けたいけれど借金などの問題で会社を潰されてしまう 『倒... -
社長を相続したら家族まで破産!?怖い経営者の個人保証
【社会人になったばかりの娘が破産!?】 かつて印刷会社の女性社長が 疲れ切って相談に来られました。 「もう借金を支払えない」と。 旦那さんが若くして他界し、 奥さんが会社を継ぎました。 しかし、経営環境の変化で仕事は激減。 借金を返すためにさら... -
社長のおくりびととして退任の出口へ導く
「奥村さんって社長のおくりびとですね」 と、かつてある人から言われました。 言われてみると、たしかにそうだな、と。 ご存知の方も多いと思いますが 「おくりびと」は小山薫堂さんが脚本を書いた映画です。 主人公の元木雅弘さんが 納棺... -
廃業検討時に気になる「従業員の生活が・・・」
廃業を考えているときに、 その決断を邪魔する代表的な不安がいくつかあります。 その一つが「従業員の生活をどうするの?」です。 会社がなくなってしまったら、 彼ら彼女らの仕事がなくなってしまう。 ひいては給料が無くなって、 生活に困窮して... -
継業とはなんぞや!?事業承継の一つのかたち・・・
ふと『継業』って言葉がどれほど 普及しているのか知りたくて、 インターネットで検索してみました。 「第三者に仕事を受け継ぐ「継業」のメリットとは? 」 という記事が気になりクリックしてみたら・・・ 僕が取材を受けてお答えした記事でした。... -
廃業で借金が残る場合に社長の自宅を残すための『親子間売買』
【自宅を手放したくないから廃業できない・・・】 廃業すると銀行への借金が残ってしまい、 その返済の目途が立たなくなってしまう 場合があります。 もし社長が自宅をもっていれば債権者から 「その自宅を売って、残りの借金を返済しろ」 ... -
倒産して後悔しないための「廃業デッドライン」のススメ
【やっぱり廃業しておけばよかった・・・】 奥村は会社再生の相談も受けています。 その多くはタイミングを逃していて 自主的な復活は困難な状況だったりします。 まさに倒産間際です。 で、お話を聞いていると 「あのとき会社を廃業させて... -
廃業を前提とした会社があってもいい
「会社は可能なかぎり永続させるもの」 という常識が世間にあると思います。 まずその常識を疑ってみてもいいのかもしれません。 会社を続けなければいけないという心理が 話をこじらせているケースは たくさんありそうな気がします。 会社... -
相談について、徒然に
先日の分社がらみの案件でもそうでしたが、 僕のところに相談で来られる方は 他にも相談していたケースが結構あります。 正式に仕事をはじめてから 「実は、他の先生にも相談してました」 と恥ずかしそうに後で教えてくれることも。 他の先生の見解... -
古民家再生から考えた中小企業の生きる道
淡路島の古民家のDIY工事をしてました。 僕らが運営している『のびのび日和』の 宿泊サービス開始にむけてです。 ファミリーやグループが 思う存分淡路島の田舎を遊ぶための基地を つくりたいと思っています。 さてこの古民家、手... -
事業承継の話がなかなか前に進まないパターン
大阪に出向いての事業承継のご相談でした。 こちらの会社は2度目のご相談。 前回は社長をしている娘さんからの相談で、 今回は会長のお父さんも交えての話し合いです。 技術系の会社です。 2年前に娘さんが社長になりましたが、 現場のこ... -
不安定だから小さな会社の就職を避ける?『小さな会社でぼくは育つ』
僕が『今ある会社をリノベーションして起業する~小商い“実践”のすすめ』 を出したとき、 母校の就職課にアプローチしました。 「大企業や公務員になることだけが進路じゃなく、 小さな会社で働くことや街で生きる道もある」 と、伝える機会をもら... -
廃業、М&A、事業承継、継業・・・社長の出口戦略は?
かつて、 ひょんなことから社長になった女性の 相談を受けていました。 英語が得意なこともあり、 貿易をやっている5人ほどの小さな会社で バイトをはじめました。 その後、社員に登用されました。 仕事を覚え、業務の中心的な役割を担うよ... -
社長命令「急ぎで分社しろ!」
東京出張中にちょうど都内の会社から 助けを求めるメールがきました。 「4月1日から分社しないといけません」と。 今から時間的猶予は2カ月しかありません。 通常は4カ月から6カ月ぐらいかかるものなので、 かなり無理目のお話です。 やり手で... -
事業承継って軽々しく言うな!ベースは廃業です!!
【】 【会社は短命】 「会社は永遠の命を持つ」 この言葉は、ある意味で正しいけれど、 リアルじゃありません。 理屈の上では永遠の命を持ち得ます。 しかし、ほとんどの会社の命は有限です。 事実、平均したら、 人間一人の命の長さよりも 会社の... -
専門家やプレーヤーは最初から巻き込んでおく
兵庫県内の会社で取り組んでいる分社の案件、 税金の処理に難しいものがありました。 余計な税金を払わずに分社したいのは当然なこと。 難しい状況でしたが、 今回一緒にチームを組んでくれている税理士さんが 見事な解決策を出してくれました。 &n... -
分社の線引きを調整するお仕事
分社のお仕事でした。 会社を二つに分け、 二人の経営者がそれぞれの道を歩んでいくための 調整をしています。 ある意味、利害が対立しかねない二人です。 その中に入って調整を行うには、 双方からの信頼やそこまでいかないにしても 「こい...