ゴールデンウイーク、みなさんはいかがお過ごしですか。
今日もはじめての社長さんから相談の申し込みがあり、神戸でお会いしてきました。
休み日に相談で社長とお会いするケースはよくあります。
「休日なのに申し訳ない」と言っていただくことが多いですが、あまり時間を気にせずお話できるので私は結構好きなパターンです。
今日の社長さんは「これからどうしたらいいか分からない・・・」というところから相談がはじまりました。
業績は右肩下がり。
このままだとジリ貧なのはわかっているけど、どうしたらいいか分からない。
会社を売却することや、さらには会社をたたむところまで考えていらっしゃいました。
こういうときに、新しい事業モデルのアイデアを出すときもあります。
「こんなやり方をすれば、ヒットするのでは?」と。
でも今日の場合は、それをあえて控えました。
ご本人の中に迷いがあったように感じたからです。
迷いの原因は、自分の軸が見えていないことによります。
「自分は何をしたいのか」
「何を大切に想うのか」・・・など。
こんな自分の軸が定まらないで、外ばかり見ていても結局また迷うことになってしまいます。
もし僕がここで事業のアイデアを出しせば、その案に飛びついて、せっかくの自分と向き合う機会をスルーしてしまうことになりかねません。
こんな意図であえてアイデアは封印です。
他人からもらった答えでは、納得感も使命感も得られませんから・・・
会社のこと。
顧客を含めた会社の外のこと。
そして、自分のこと。
この3つを深く理解しないと地に足がついた経営は難しいと考えます。
掘り下げるのは面倒くさいし、苦しいけれど、大切なプロセスです。
なんとかがんばっていただきたいところです。
支援者側の視点としては、こんなケースで月1回から2回ぐらいの、継続的なセッションの機会を提供できたら、もっと社長のお役に立てるのかと思いました。
ニーズあるかなぁ・・・?